
猫城主さんじゅーろーとは?
みなさんは、さんじゅーろーって聞いたことありますか?
さんじゅーろーとは、備中松山城の猫城主です。猫城主というだけあって、猫のお殿様です。
そもそも、なぜ猫が城主になったのか。それには、あるストーリーがあります。
それは、平成30年7月に起こった「西日本豪雨災害」です。

西日本豪雨災害と猫
平成30年7月。高梁市も集中豪雨に見舞われました。備中松山城では登城道で土砂崩れが発生し、登城できない事態となりました。地元住民をはじめとするボランティアの協力のおかげで復旧できましたが、観光客の回復は伸び悩み、入城者数は対前年比25%と大きく減少しました。


そんな中、1匹の猫がひょっこりお城に現れました。
とても人懐こい猫で、お客様のもとへ自ら歩み寄っていく子で、観光客の口コミで密かな人気者となっていきました。
高梁市は新選組の隊士を沢山輩出しており、その中で最も有名な七番組組長を務めた谷三十郎という人物にちなみ、その猫は「さんじゅーろー」と名づけられ、猫城主という役職を授けられました。
さんじゅーろーの人気は日に日に高まり、猫を目当てに備中松山城を訪れる観光客も増え、入城者数はV字回復していきました。

まさかの脱走事件!?
そんなある日、さんじゅーろーの噂を聞いた雑誌社から取材申し込みがありました。
当時、さんじゅーろーは半分放浪、半分お城暮らしといった生活をしていたため、取材当日にお城に確実に居るようにと、取材前日、お城を管理している観光協会のスタッフが自宅に連れて帰りました。が…、そこで、なんと脱走されてしまったのです…。
翌日の取材はもちろん白紙。観光協会スタッフは毎日捜索に出向く日を送りました。
そして19日後、奇跡的に無事に保護されました。


後になって獣医に聞いた話だと、猫は環境が急に変わることが苦手なのだそう。知らない場所に連れていかれて驚いたのでしょう。そんな話を聞き、さんじゅーろーが快適に暮らせる生活環境を整えようということになりました。

再入城の儀
さんじゅーろーが楽しく暮らせるのはやはりお城!ということで、お城に暮らすため、正式に猫城主に就任しようということになり、平成30年12月に「再入城の儀」が執り行われ、正式デビューとなりました。
※「再」入城というのは、一度お城に居ついたのに脱走し、戻ってきたから(笑)
再入城の儀には多くのマスコミやファンの方々が駆けつけ、華々しい儀式となりました。


備中松山城の「招き猫」として
正式就任以降、人気はますます加速。今ではインスタグラムのフォロワーが2万人を超え、備中松山城の招き猫となっています。
令和6年3月16日のさんじゅーろーの日には、就任5周年を記念して城下町にある武家屋敷・旧埴原家にさんじゅーろーの記念館である「あしあと館」がオープン。5年間の歩みの年表や動画上映、フォトスポットなどがあり、定期的に特別展示やイベントなども開催されます。
いまや、高梁市のシンボルとなったさんじゅーろー。今日もマイペースにお城ライフを満喫しています。みなさんも一度会いに来てみて下さいね!


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天空の山城「備中松山城」は日本で唯一現存天守のある山城です!
所在地 高梁市内山下1
